構造変更・カスタム

法律で定められた設備の取り付け

8ナンバーを取得するためには、法律によって厳格に定められた要件を遵守し、検査後に外すことができないように、寝台、調理設備、上下水設備などの特種設備を運転席以外に固定する必要があります。これらの特種設備は、溶接、ボルト、リベットなどを使用して確実に固定されます。さらに、これらの特種設備が占有する面積は1平方メートル以上（軽自動車の場合は0.6平方メートル以上）でなければなりません。また、その面積は、運転者席を除く室内床面積の1/2を超える必要があります。これらの要件を満たすことによって、特定の特種用途に使用される車両として8ナンバーを取得できるようになります。8ナンバーの取得には慎重な計画と設備の適切な準備が必要であり、国土交通省の定めた規定を遵守することが重要です。

構造変更の手続き

構造変更の申請に必要な書類は、以下の8点です。

1. 合格印のある自動車検査票
2. 自動車損害賠償責任保険証明書
3. 自動車検査証
4. 点検整備記録簿
5. 自動車重量税納付書
6. 第2号様式の申請書
7. 手数料納付書
8. 自動車税種別割納税証明書

変更内容によっては、第7～10号申請書が必要になることもあるため、具体的な変更内容に基づいて必要な書類を確認することが重要です。その他にも、8ナンバーを表示するためのナンバープレートの購入や、自動車検査手数料も発生しますので、手続きを行う際にこれらも適切に用意する必要があります。慎重に手続きを進め、法令に則った書類と手続きを揃えることが、スムーズな構造変更の申請につながります。